「闘志に燃えるゆりあげ男児」
ご覧になった方もいると思いますが、
今朝の
河北新報朝刊にこのような記事が掲載されていました。
彼は高校時代の同級生のだいちゃん。野球部に所属し、いつも元気に
声を張り上げて練習をしているガッツマンでした。そして閖上で代々続く
蒲鉾屋の4代目。
無事というのは聞いていましたが、両親が亡くなられたのはこの記事で
知りました。今年は両親から蒲鉾作りを教わる予定が、それも叶わず、
そんな状況の中でも声を張って朝市を盛り上げ、「自分で蒲鉾を作りたい」
と言っています。
同じく閖上に住む同級生で野球部、こちらのブログでもよく紹介をしていた
「おさかな亭なぐも」のしんちゃん。
ちょうど1週間前の3月4日、「また飲もうよ!昨夜、みんなの夢見たんだよ」
というメールが彼から来ており、「じゃあ集まろうぜー」と、正月以来の飲み会を
計画をしようとしていたところでした。そんな連絡があったばかりだったので、
地震後胸騒ぎがして半ベソをかきながら連絡を取っていました。
幸い数日後、本人から家族で無事で多賀城へ避難しているという連絡が。
本当によかった・・・。家族でもよく食べに行っていたのでうちの奥さんは号泣
していました。でもお店は津波で流されて無くなってしまったようで、その後は
なんて声をかければいいのか分からずでした。
そんな中、何も出来ずにもじもじしている自分に対してもしんちゃんは
努めて元気な内容の連絡をくれます。本当、我々がうじうじメソメソぼやぼや
している場合ではとつくづく思い知らされます。
先程しんちゃんから届いた、前記の「蒲鉾屋のだいちゃん」の奮闘を称える
内容のメールの最後は、
「闘志に燃えるゆりあげ男児」より
という言葉で結ばれていました。
浜の男は強く、たくましい。
だいちゃん、しんちゃん、がんばっぺ!
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