2007年01月15日
初めての「お茶会」
新年の初釜でもある1月14日、
人生初の茶会 「江戸千家初釜の会」 にいってきました。
茶道の原点はご存知 千利休。
そこから流派が「表千家」と「裏千家」、「武者小路千家」と
三派に分かれます。
そのうち表千家から、
「江戸に千家の茶を広めたい」
と分家した川上家によって現代まで続いているのが
「江戸千家」 というわけです
(かなり端折りましたが)
どんな内容か、ざっくりと書いてみました。
←今回はこちらの家元、川上閑雪先生よりお茶をたてていただきました。
場所は東京都文京区。なんと東大農学部の隣。
オノボリサンヨロシク記念に写真をパチリ
「初釜の会」は大きく3つの流れがあります。
1 「お濃茶」の席
2 昼食会場へ移動
3 「お薄茶」の席
という感じ。
受付をすませ、会を取り仕切る代表
(家元ではなく、主催の方。要は幹事)
の新年の挨拶を
厳かながらも和やかに行なう。
場所を1階奥の茶室へ移動。
日本庭園が綺麗。東京のど真ん中とは思えない。
写真を撮れたのはここまで。
お清めで手を洗いいざ出陣。
(1)茶室で
・部屋には左足(床の間に遠い方の足)から入る。
・畳の縁(布の部分)は踏まない。
(2)ご挨拶
・扇子を自分の前に置き、手をつき礼をする。
(相手より自分が一段下がった位置からご挨拶という意味でおく)
※扇子を開くとこの様な感じ。茶会の席では常時閉じている。
(3)お菓子を取る
・左隣の人に対してお先に失礼しますという意味のお先礼をする。
(自分の正面に三つ指をつき左隣の人に軽くお辞儀)
・お菓子を一度持ち上げて下ろす(ひざより上には上げない)
・お懐紙を出して前に置く(懐紙の丸みは手前)
・お皿を押さえ、箸を使って取る
(片手で取らない。お饅頭はバランスがとれ、形よく残るような取り方をする)
・箸を持ち直して懐紙の左上の角でふく (この時、次の人はもうお先礼をしている)
・お菓子が全部なくなったところに当たった人は、箸先をおろし、
右回りで何回かで、向い側にお皿の正面の向きを変える
・お饅頭は懐紙の上で割って食べる(残るようなら紙に包んで持ち帰る)
(4)お濃茶をいただく(大皿で回し飲み)
・正客以外は空中でもらって左へ9時の方向に正面をずらし3口半位で飲む。
正面下に置き、懐紙を取り出し3回ほどで飲み口を拭き、左回りで9時→6時の位置に
正面を戻し、両手で持ち上げて、左隣の次の人に空中で回す。
(お濃茶は5名分位の回し飲みになり、みんな同じのみ口でいただく)
(5)お道具拝見
・細かいお道具は危ないからまわさないが、
茶碗を拝見する時は、肘を自分の足につけて安定させた体勢で見る。
危ないので10cm以上持ち上げない様注意。
(6)場所を移動して昼食
・残してはダメ。
海老の尻尾や串もとにかく全てビニール袋にコソコソ入れて持ちかえる。
(残すと失礼になるとのこと)
(7)場所を移動してお薄茶をいただく(一人ずつ出てくる)
・三つ指ついてもってきてくれた方へ挨拶
・右隣に礼→左隣に礼(お先にという意味で、お先礼という)
・両手で持ちかかげる
・正面をずらすため、左へ9時の方向に正面を移動する
・3口半くらいで飲む(ズズッと音をたててもよい)→ へりうちに茶碗を置く
・懐紙を1枚出し、3回で拭きあげ、その紙は右たもとへ(ポケットへ)
・正面を左まわりで(6時3時の方向を通って)、向こう側にむける
・三つ指ついて礼
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
家元曰く、
「お茶が美味しいと思っていただければ、
細かい作法は知らなくても我流で十分。
まずは『挨拶から始まり挨拶で終わる』という
日本人としての当たり前だけども大切なことを、
お茶の席を通して再認識して欲しい」
に思わずその通り!
帰り際には宗家の手帳を頂きました。
裏には「江戸千家」と書いてあります。
せっかくなので最後まで読んでいただいた中で
まだ今年の手帳をお持ちでない方がいらっしゃったら
記念に差し上げますのでメールしてください。
覚悟はしていたものの、
正座のキツさは想像以上でした。
5年分くらいしたのではないだろうか。
今でもまだ足がだるいです
まだまだ修行が足りぬ・・・
とはいえなかなかできる経験ではないので、
日本の伝統文化とその場の雰囲気を極力楽しもうという
目標は達成できました。
おかげで新年早々とても身が引き締まったし
伝統文化、なかなかいいものです。
人生初の茶会 「江戸千家初釜の会」 にいってきました。
茶道の原点はご存知 千利休。
そこから流派が「表千家」と「裏千家」、「武者小路千家」と
三派に分かれます。
そのうち表千家から、
「江戸に千家の茶を広めたい」
と分家した川上家によって現代まで続いているのが
「江戸千家」 というわけです
(かなり端折りましたが)
どんな内容か、ざっくりと書いてみました。
←今回はこちらの家元、川上閑雪先生よりお茶をたてていただきました。
場所は東京都文京区。なんと東大農学部の隣。
オノボリサンヨロシク記念に写真をパチリ
「初釜の会」は大きく3つの流れがあります。
1 「お濃茶」の席
2 昼食会場へ移動
3 「お薄茶」の席
という感じ。
受付をすませ、会を取り仕切る代表
(家元ではなく、主催の方。要は幹事)
の新年の挨拶を
厳かながらも和やかに行なう。
場所を1階奥の茶室へ移動。
日本庭園が綺麗。東京のど真ん中とは思えない。
写真を撮れたのはここまで。
お清めで手を洗いいざ出陣。
(1)茶室で
・部屋には左足(床の間に遠い方の足)から入る。
・畳の縁(布の部分)は踏まない。
(2)ご挨拶
・扇子を自分の前に置き、手をつき礼をする。
(相手より自分が一段下がった位置からご挨拶という意味でおく)
※扇子を開くとこの様な感じ。茶会の席では常時閉じている。
(3)お菓子を取る
・左隣の人に対してお先に失礼しますという意味のお先礼をする。
(自分の正面に三つ指をつき左隣の人に軽くお辞儀)
・お菓子を一度持ち上げて下ろす(ひざより上には上げない)
・お懐紙を出して前に置く(懐紙の丸みは手前)
・お皿を押さえ、箸を使って取る
(片手で取らない。お饅頭はバランスがとれ、形よく残るような取り方をする)
・箸を持ち直して懐紙の左上の角でふく (この時、次の人はもうお先礼をしている)
・お菓子が全部なくなったところに当たった人は、箸先をおろし、
右回りで何回かで、向い側にお皿の正面の向きを変える
・お饅頭は懐紙の上で割って食べる(残るようなら紙に包んで持ち帰る)
(4)お濃茶をいただく(大皿で回し飲み)
・正客以外は空中でもらって左へ9時の方向に正面をずらし3口半位で飲む。
正面下に置き、懐紙を取り出し3回ほどで飲み口を拭き、左回りで9時→6時の位置に
正面を戻し、両手で持ち上げて、左隣の次の人に空中で回す。
(お濃茶は5名分位の回し飲みになり、みんな同じのみ口でいただく)
(5)お道具拝見
・細かいお道具は危ないからまわさないが、
茶碗を拝見する時は、肘を自分の足につけて安定させた体勢で見る。
危ないので10cm以上持ち上げない様注意。
(6)場所を移動して昼食
・残してはダメ。
海老の尻尾や串もとにかく全てビニール袋にコソコソ入れて持ちかえる。
(残すと失礼になるとのこと)
(7)場所を移動してお薄茶をいただく(一人ずつ出てくる)
・三つ指ついてもってきてくれた方へ挨拶
・右隣に礼→左隣に礼(お先にという意味で、お先礼という)
・両手で持ちかかげる
・正面をずらすため、左へ9時の方向に正面を移動する
・3口半くらいで飲む(ズズッと音をたててもよい)→ へりうちに茶碗を置く
・懐紙を1枚出し、3回で拭きあげ、その紙は右たもとへ(ポケットへ)
・正面を左まわりで(6時3時の方向を通って)、向こう側にむける
・三つ指ついて礼
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
家元曰く、
「お茶が美味しいと思っていただければ、
細かい作法は知らなくても我流で十分。
まずは『挨拶から始まり挨拶で終わる』という
日本人としての当たり前だけども大切なことを、
お茶の席を通して再認識して欲しい」
に思わずその通り!
帰り際には宗家の手帳を頂きました。
裏には「江戸千家」と書いてあります。
せっかくなので最後まで読んでいただいた中で
まだ今年の手帳をお持ちでない方がいらっしゃったら
記念に差し上げますのでメールしてください。
覚悟はしていたものの、
正座のキツさは想像以上でした。
5年分くらいしたのではないだろうか。
今でもまだ足がだるいです
まだまだ修行が足りぬ・・・
とはいえなかなかできる経験ではないので、
日本の伝統文化とその場の雰囲気を極力楽しもうという
目標は達成できました。
おかげで新年早々とても身が引き締まったし
伝統文化、なかなかいいものです。
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Posted by だてBLOG編集長「だておとこ」 at 15:14│Comments(4)
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荒練りの日記から、次は菊練りか!?
と思わせておきながら、今回は釉薬がけです。
と思わせておきながら、今回は釉薬がけです。
釉薬がけて、完成! 【陶芸とかの日記】at 2007年01月22日 01:29
この記事へのコメント
お疲れさまです~
初釜の翌日の今日は歌会(皇居で)でしたね♪
日本の伝統文化は「静けさ」があり,
ごちゃごちゃしている現代の空気をキリリと引き締めてくれますね。
そんなご縁があっただて男さんがやっぱり羨ましいですよ♪
正座は私も苦手です(;´▽`A``
素敵な手帳ですね~
緑だしいいなー☆
初釜の翌日の今日は歌会(皇居で)でしたね♪
日本の伝統文化は「静けさ」があり,
ごちゃごちゃしている現代の空気をキリリと引き締めてくれますね。
そんなご縁があっただて男さんがやっぱり羨ましいですよ♪
正座は私も苦手です(;´▽`A``
素敵な手帳ですね~
緑だしいいなー☆
Posted by Yue at 2007年01月15日 19:53
中学生の時に聖和学園に学校訪問(志望校の下見)に行った際
初めてのお茶を経験したことを10年ちょっとぶりに思い出した!!
さて、なぜこの席に??すごいところを体験できましたね~
手帳もシブイ!他にはない 良いお味 ですよ。
初めてのお茶を経験したことを10年ちょっとぶりに思い出した!!
さて、なぜこの席に??すごいところを体験できましたね~
手帳もシブイ!他にはない 良いお味 ですよ。
Posted by うなこ at 2007年01月15日 19:55
>yueさん
本当ですね。
「静」の美しさを感じれるのは
日本の文化ならではと思いました。
ともすれば足のしびれも
また心地よいものです(笑)
今度は書道をしてみたいですね。。。
>うなこさん
経験者でしたかー
何事も経験ですね。
なぜ参加できたのかというと、
私の所属する会社の代表が主催をしていて、
取引先や媒体社をお呼びしてたんです。
それで比較的若い社員にも経験させてくれるように
計らってもらったのでしょうね。
まあ、すっかり若い衆といった感じでしたが(笑)
本当ですね。
「静」の美しさを感じれるのは
日本の文化ならではと思いました。
ともすれば足のしびれも
また心地よいものです(笑)
今度は書道をしてみたいですね。。。
>うなこさん
経験者でしたかー
何事も経験ですね。
なぜ参加できたのかというと、
私の所属する会社の代表が主催をしていて、
取引先や媒体社をお呼びしてたんです。
それで比較的若い社員にも経験させてくれるように
計らってもらったのでしょうね。
まあ、すっかり若い衆といった感じでしたが(笑)
Posted by だて男 at 2007年01月15日 23:52
ティソの倉庫はシリーズを求めて5モデルの異なるチップがあって、ブランドのデザイナーは同種の突入するチップでないを通じて(通って)望んで、iはすべて放して尚風格に異なりますの。
Posted by デザ at 2013年06月13日 11:00